日常で気になって調べたものの備忘録その②『おざなり と なおざり』
アニメHUNTER×HUNTERのサブタイトル?
「おざなり」と「なおざり」がまっっっっっっっっっっっっったく覚えられない!!
ネットを始めてから4回くらい検索しているのにぜーんぜん覚えられない。
そうだ!出力してみよう!という事でNHK放送文化研究所のページを参考に解釈し、咀嚼と嚥下を試みる。
そもそも、意味は似通っており、どちらも『いい加減な対応』といった意味合いらしい。
そして「意味の違いは」とあるように「似た意味」で混同される言葉らしい。
ここからだった。なんだか真逆の意味があるような記憶をしていた。
一応と一様や店員と定員のように全く違う意味なのに音や文字列が似ているので混同されているのだと思っていた。(混同と混合もよく混同されている)
意味の違いは
「おざなり」 → 何らかの対応をする
「なおざり」 → 放置
らしい。
……参考ページ元の『多くの場合』ってなに……? そこにしか違いがないなら対応しててもなおざりって使っちゃダメでは……?
いまいち噛み切れていない気がするので語源を調べよう。
言葉の意味などになーんか釈然とせん……と思ったらだいたい語源が解決してくれる。
これだけじゃどっちがどっちか結局忘れるし。幸い解説に語源まで載せてくれているし。ありがてえ〜〜〜
ざっと読んで解釈して納得した。厳密な考証は行っていないが、自分で正しく使えるように覚える分には問題ないだろう。
「おざなり」は元は「御座敷なり」だったようで、合っているかは分からないが「とりあえず御座敷に立てるようにはしたよ〜」と解釈しよう。
「なおざり」は漢字にすると「直去り」「猶去り」らしい。猶予の猶に「なお」という読みがあったのか。尚と意味は同じようだ。
つまり『指摘を受けてもそのまま』みたいな感じだ。『店員さんに「これ落ちてますよ」と言ったら「ありがとうございます」と返事だけされ、人間としては対応されたけど、落ちていたもの自体には対応されない』とかそんな感じだろうか。
重要なのは「成り」か、「去り」か、のようだ。やはり漢字……!! 漢字は全てを解決する……!!
(が、『なり』の漢字あり過ぎて泣いた。頭で一番理解しやすいのが成立の成だったから「成り」を採用したけど実は為とか生とかが正解なのかも知れない。也とか形だったらもう、もういいです……。)
例まで載っている。受信料分またはそれ以上の仕事たすかるありがとう
例えば、『〜な教育をする』と使う場合、「なおざり」は使えないらしい。
この現状を見てもバイバーイするのに教育はする…うん……? となる。確かに。やはり例……!! 例は全てを解決する……!!
つまり
『このような日本語の区別は、どうか「おざなり」にも、「なおざり」にもしないでくださいね』
と締めにあるが、私の場合は検索してその場で理解しても覚えられていなかった、何かはしていたけどいい加減だったから『おざなり』だったという事だ!
嚥下完了!完全に身に付いた!ごちそうさまでした!
日常で気になって調べたものの備忘録その①『折り畳み式ディスプレイ』
ディスプレイの綴りがそういえば「display」だという事に気が付いた。
「dis」は主にその後に来るものを否定する事に使われる単語。
「play」は遊ぶという意味。
しかし「display」は画面、表示、展示という意味だ。
遊ぶを否定すると展示になるのだろうか……? ならないよな……?
頭をひねったが上手く答えを導き出せなかったため、検索してみた所どうやら「dis」は否定形で合っているが、「play」は遊ぶではなく
「plicare」
『畳む』という意味のラテン語が語源らしい。
畳まない、広げて見せるという意味で「展示」という意味になる。
しかし、この世には「折り畳み式ディスプレイ」なるものが存在する。
「折り畳み式ディスプレイ」は矛盾なのか、はたまた畳まない事により見せるという「display」の本来あるべき姿なのか。
追記:思いがけない英単語が同語源だったりしますが「play」と「plicare」は同語源ではありませんでした。